三重県歯科医師会から県民の皆様へお願い ―新型コロナウイルス感染症について―
2020年、私たちは新型コロナウイルス感染症という予期せぬ試練と向き合うことになりました。最前線に立つ医師や看護師などの医療専門職はもちろん、すべての人々が仕事のあり方や生活を見直し、感染拡大を防ぐために力を合わせています。
歯科医療の現場も同様です。私たちはこれまでも様々な感染症から皆様を守るための対策に取り組んできました。新型コロナウイルス感染症についてもその基本は変わりませんが、日々届けられる新しい知見を取り入れながら、これまで以上に安心して受診していただける環境を整えるよう努めています。
「外出を自粛していたけど、予約している歯科には行っていいのかな?」、「むし歯があるような気がするけど、今は我慢しなきゃいけないの?」と、受診をためらわれている方もあるかもしれません。一人で悩まずに、まずはかかりつけの歯科医師にご相談ください。食事や睡眠、運動などとともに、歯と口の健康は全身の健康に深くかかわっています。新しい感染症に立ち向かういまだからこそ、これまでと同じように、日々のセルフケアと必要な歯科治療をしっかりと継続していくことが大切です。
5月25日には緊急事態宣言が解除され、三重県内も感染拡大に歯止めがかかった状況が維持されています。今後は第2波、第3波の可能性も念頭におきつつ、慎重に社会活動の再開を図ることになります。私たちも引き続き、できる限りの感染予防対策を講じながら、県民の皆様のための歯科医療を提供してまいります。